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中央経済工作会議挙行 習近平・李克強重要演説
2021年12月10日
新華社北京12月10日報道。中央経済工作会議が12月8日から10日まで北京で開催された。中国共産党中央委員会総書記、国家主席、中央軍事委員会主席習近平、中国共産党中央委員会政治局常務委員李克強、栗戦書、汪洋、王滬寧、趙楽際、韓正が会議に出席した。
習近平は会議で重要な演説を行い、2021年の経済活動を総括し、現在の経済情勢を分析し、2022年の経済活動を指揮した。李克強は演説の中で、来年の経済活動に具体的な指揮を行い、総括演説を行った。
会議では、今年は党と国家の歴史の上で画期的な年であると考えている。私たちは中国共産党の創立百周年を盛大に祝い、最初の百年の奮闘目標を達成し、次の百年の奮闘目標への新たな征途に向かう。百年の変化と世紀の新型コロナウイルスの疫病に慎重に対応し、新たな発展構造を構築し、新たな一歩を踏み出し、高品質の発展が新たな成果を収め、「第14次5カ年計画」の良好な開始を実現した。中国の経済発展と新型コロナウイルスの疫病防止は世界をリードする地位を維持し、国家戦略科学技術力は急速に拡大し、産業チェーンの靭性は向上し、改革開放は深く推進され、人民生活の保障は強力かつ効果的であり、生態文明の構築は持続的に推進されている。これらの成果は、習近平同志を核心とする党中央の強固な指導の結果であり、全党全国各民族人民が団結して奮闘した結果である。
会議では、成績を充分に肯定すると同時に、中国の経済発展が需要の収縮、供給の衝撃、予想の弱体化の三重の圧力に直面していることを見なければならないと指摘した。世紀の新型コロナウイルスの疫病状況の衝撃の下で、百年の変化は加速し、外部の環境は更に複雑で厳しい状況にあり、不確実性が存在している。私たちは困難を直面するとともに、自信を固めなければならない。中国経済の靭性は強く、長期的にファンダメンタルズは変わらない。国際情勢がどのように変わっても、私たちは揺るぎなく自身のことを着実に行い、経済基盤を継続的に強化し、科学技術イノベーション能力を強化し、多国間主義を堅持し、高水準の国際経済貿易規則に積極的に対応し、ハイレベルの開放で改革の深化を促進し、高品質の発展を推進しなければならない。
会議では、リスクの挑戦に対応する実践の中で、私たちは経済活動をうまく行うための規則性に対する理解をさらに蓄積したと考えている。党中央の集中的で統括的な指導を堅持し、主要な挑戦に冷静に対応し、歩調を合わせて前進しなければならない。高品質の発展を堅持し、経済構築を中心とする党の基本路線という要求を堅持し、全党が集中して実行し、経済の質の着実な向上と量の合理的な成長を推進しなければならない。安定の中で前進を求めることを堅持し、政策を調整し、改革の推進による時間と効果を把握し、先立後破（先例を破って新たに創造する）を堅持し、安定しなければならない。統括的協調を強化し、システム概念を堅持しなければならない。
会議では、来年第20回党大会が開催され、これは党と国家の政治生活における重要なことであり、安定的かつ健全な経済環境、国が泰平で人民の暮らしも平安的な社会環境、風清気正（党指導幹部に対する政治道徳要求）の政治環境を維持しなければならないことを強調した。来年の経済活動を着実に行い、習近平新時代の中国の特色ある社会主義思想を指導として、党の第19回大会と第19期全体会議の精神を全面的に貫徹し、偉大な党の精神を前進させ、安定した中で業務の全体の基調を求めることを堅持し、新たな発展理念を完全、正確、全面的に貫き、新しい発展構造を構築し、改革開放を深化させ、イノベーション主導の発展を堅持し、高品質の発展を推進し、サプライサイドの構造改革を大筋とすることを堅持し、新型コロナウイルスの疫病防止と経済社会の発展を統括し、発展と安全を統括し、引き続き「六つの安定」、「六つの保障」の業務を着実に行い、人民生活を持続的に改善し、マクロ経済の安定に力を入れ、経済の合理的な範囲での運行を維持し、社会全体の安定を維持し、マクロ経済の大局の安定に力を入れ、経済の運行を合理的な区間で維持し、社会の大局の安定を維持し、党の第20回大会の順調な開催を迎える。
会議では、来年の経済活動は着実に前進し、安定した中で業務の全体の基調を求めることを堅持し、各地区の各部門はマクロ経済を安定させる責任を負い、各方面に経済の安定に有利な政策を積極的に打ち出し、政策は適切に適用しなければならないことが要求された。
一点目は、マクロ政策が健全かつ効果的でなければならない。積極的な財政政策と穏健な貨幣政策を引き続き実施しなければならない。積極的な財政政策は効率を向上させ、精度と持続可能性をより重視しなければならない。財政支出の強度を保証し、支出の進行を速めなければならない。新たな減税政策を実施し、中小零細企業、個人商工業者、製造業、リスク軽減等への支援を強化し、インフラ投資を適度に展開する。党・政府機関は緊密な日々を堅持しなければならない。財政経済規律を厳格にする。地方政府の新たな隠れた債務を断固として抑制する。穏健な貨幣政策は柔軟で適度で、合理的かつ十分な流動性を維持しなければならない。金融機関を誘導し、実体経済、特に零細企業、科学技術イノベーション、エコ発展に対する支援を強化する。財政政策と金融政策を協調的に連動させ、周期と逆周期的なマクロ制御政策は有機的に結合しなければならない。内需拡大戦略を着実に実施し、発展に内在する原動力を強化する。
二点目は、ミクロ政策で市場主体の活力を持続的に喚起しなければならない。市場主体の自信を奮い立たせ、公平な競争政策の実施を深く推進し、独占防止と反不正競争を強化し、公正な監督管理で公平な競争を保障しなければならない。知的財産権の保護を強化し、各種所有制企業が競って発展するための良好な環境をつくる。契約精神を強化し、悪意のあるデフォルトと債務不履行行為を効果的に管理する。
三点目は、構造政策においては国民経済循環の円滑化に力を入れなければならない。サプライサイドの構造改革を深化させ、国内の大循環の円滑化に力を入れて、供給の制約突破に力を入れて、生産、分配、流通、消費の各プロセスに力を入れなければならない。製造業の核心競争力を向上させ、いくつかの産業基盤再構築プロジェクトを立ち上げ、多数の「専門・精確・特別・新しい」企業を喚起しなければならない。内外連携、安全で効率的な物流ネットワークの形成を加速させる。デジタル化の改造を加速させ、伝統産業のグレードアップを促進する。家は住むためのものであり、投機のためのものではないという位置づけを堅持し、想定の指導を強化し、新しい発展モデルを模索し、賃貸と購入を同時進行することを堅持し、長期賃貸住宅市場の発展を加速させ、保障型賃貸住宅の構築を推進し、商業住宅市場が住宅購入者の合理的な需要をよりよく満たすことを支援し、都市の施策によって不動産業界の良性の循環と健全な発展を促進しなければならない。
四点目は、科学技術政策を着実に実施しなければならない。科学技術体制改革のための3年間の行動計画を実施し、基礎研究のための10年間の計画を制定して実施しなければならない。国家の戦略的科学技術力を強化し、国家の研究所の役割を十分に発揮し、全国の主要な研究所を再編し、科学研究機関の改革を推進する。企業のイノベーションの主体地位を強化し、産業・教育・研究の統合を深化させる。科学技術イノベーションの新生態を完備・最適化し、着実な科学研究の気風を形成する。国際的な科学技術協力を引き続き展開する。
五点目は、改革開放政策は発展の原動力を活性化しなければならない。市場指向の資源分配の総合改革の試行に着実に力を入れ、株式発行登録制度を全面的に実行し、国有企業改革の3年間の行動任務を完成させ、電力網、鉄道等の自然独占（専売公共）業界の改革を着実に推進しなければならない。地方改革の積極性を引き出し、各地の状況に応じて適切に、積極的に改革することを奨励する。ハイレベルの対外開放を拡大し、制度的開放を推進し、外資企業に対する国民待遇を着実と実施し、より多くの多国籍企業の投資を誘致し、主要な外資プロジェクトの実施を推進させる。「一帯一路」の共同構築と高品質な発展を推進する。
六点目は、地域政策の発展バランスと協調性を強化しなければならない。主要な地域戦略と地域協調的発展戦略を徹底的に実施し、東部、中部、西部と東北部の地域の協調発展を促進しなければならない。農村の活性化を全面的に推進し、新型都市化構築の質を向上させる。
七点目は、社会政策は人民生活の底辺を着実に維持しなければならない。経済発展と人民生活の保障を統括的に推進し、常住地における基本的な公共サービスの提供制度を健全化しなければならない。高等教育卒業生等の若者の雇用問題を解決し、柔軟な雇用労働と社会保障政策を健全化する。基本養老保険（年金）の全国統括を推進する。新しい出生政策の実施を推進し、人口の高齢化に積極的に対応する。
会議では、新しい発展段階に入ると、我が国発展の内外の環境に深刻な変化が発生し、多数の新しい主要な理論的と実践的問題に直面し、正確な理解と把握をしなければならないとされた。
共同富裕を実現するための戦略的目標と実践方法を正しく理解し、把握しなければならない。我が国の社会主義制度の下で、社会生産力を継続的に解放し、発展させ、社会の富を継続的に創出し、蓄積すると同時に、両極化を防止しなければならない。共同富裕の目標を実現するには、まず全国人民の共同奮闘を通じて「ケーキ」を大きくし、次に合理的な制度的取り決めを通じて「ケーキ」を切り分け、分かち合わなければならない。これは長期的な歴史的プロセスであり、この目標に向かって着実に前進しなければならない。高品質の発展を推進する上で雇用の優先的指導を強化し、経済成長の雇用推進力を高めなければならない。分配の機能と役割を果たし、労働による分配を主体とすることを堅持し、要素による分配政策を完備させ、課税、社会保障、移転支払等の調節を強化しなければならない。公益の福祉や慈善活動に積極的に参加する意欲と能力を持つ企業と社会グループを支援する。全力を尽くし、力に応じて行うことを堅持し、公共サービス政策制度体系を完備させ、教育、医療、年金、住宅等の人民が最も関心を持っている分野で基本的な公共サービスを正確に提供しなければならない。
資本の特性と行動法則を正しく理解し、把握しなければならない。社会主義市場経済は偉大な創造物であり、社会主義市場経済には必然的に様々な形態の資本が存在し、資本が生産要素としての積極的な役割を発揮し、同時にその消極的な役割を効果的に制御しなければならない。資本のために「信号」を設置し、法律に基づいて資本に対する有効な監督管理を強化し、資本の暴走を防止しなければならない。資本の規範化された健全な発展を支援し、指導し、社会主義の基本経済制度を堅持し、完備させ、公有制経済を揺るぎなく強化し、発展させ、非公有制経済の発展を揺るぎなく奨励し、支援し、指導しなければならない。
一次産品の供給保障を正しく理解し、把握しなければならない。節約優先を堅持し、全面的な節約戦略を実施しなければならない。生産分野において、資源の全面的な節約、集約、リサイクルを推進する。消費分野では、全国民の節約意識を強め、簡潔に適度で、グリーンの低二酸化炭素の生活スタイルを提唱している。国内資源の生産と保障能力を強化し、石油・ガス等の資源の先進的な採掘技術の開発・応用を加速させ、廃棄物のリサイクルシステムの構築を加速させなければならない。農業の総合的な生産能力を一層顕著な立場に置き、高水準の農地構築を持続的に推進し、種子産業の振興行動を徹底的に実施し、農業機械設備の水準を高め、食糧栽培農民の合理的な収益を保障し、中国人の米櫃は常に自分の手にしっかりと握られていなければならない。
重大なリスクの防止・解決を正しく理解し、把握しなければならない。引き続き全体状況を安定させ、統括的に協調し、分類し、措置を実施し、正確に爆弾処理の方針に従い、リスク処置活動を着実と把握し、金融法治の構築を強化し、地方、金融監督管理、業界監督等の各方面の責任を強化し、企業の自主救済主体の責任を強化する。能力構築を強化し、金融監督管理幹部チームの構築を強化しなければならない。リスクを解消するには十分な資源が必要あり、リスク軽減のための政策を検討し・制定し、金融リスクの処置メカニズムを完備するために幅広く協力しなければならない。
二酸化炭素のピークアウトとカーボンニュートラルを正しく理解し、把握しなければならない。二酸化炭素のピークアウトとカーボンニュートラルを実現することは高品質の発展を推進するために内在する要件であり、揺るぎなく推進しなければならないが、その功績を一挙に達成することは不可能である。全国統括、節約優先、両輪駆動、内外円滑化、リスク防止の原則を堅持しなければならない。従来のエネルギーの段階的な撤退は、新しいエネルギーの安全で信頼できる代替の基礎の上に構築しなければならない。石炭を主とする基本的な国家条件に基づき、石炭のクリーンかつ効率的に利用し、新エネルギーの消費能力を高め、石炭と新エネルギーの最適な組み合わせを推進しなければならない。グリーン低炭素技術の重要な問題に力を入れなければならない。科学的な評価を行い、新しい再生可能エネルギーと原料のエネルギー使用量は、エネルギー消費総量の制御に組み入れず、エネルギー消費の「二重制御」から二酸化炭素排出総量と強度の「二重制御」への転換を早期に実現するための条件を作成し、汚染削減、炭素削減ためのインセンティブと制約メカニズムの形成を加速させ、単純な層の分解を防止しなければならない。エネルギー供給を確保するためには、大企業、特に国有企業が率先して供給と価格の安定を確保しなければならない。エネルギー革命を徹底的に推進し、エネルギー大国の構築を加速しなければならない。
会議では、「六つの安定」、「六つの保障」の業務を引き続きしっかりと行い、特に雇用と人民生活、市場主体を保障すること、経済運営を合理的な範囲内に維持することをめぐって、マクロ制御を強化し、改善し、マクロ政策のサイクル調節を強化し、マクロ制御の展望性と妥当性を高めなければならないと指摘した。市場主体は数億人の雇用と起業家精神を担っている。市場主体に向けて新たな減税・費用の削減を引き続き実施し、特に中小・零細企業、個人商工業者の負担を軽減し、発展回復を支援しなければならない。実体経済への資金調達支援を強化し、中小・零細企業の資金調達の増加、拡大、値下を促進する。主要グループの雇用に着実と力を入れ、雇用の安定化措置を講じる。財源の沈下を推進し、末端政府による企業支援救済政策及び、基本的な人民生活保障と賃金保障の運用をよりよく支援する。石炭供給・電力供給・給油・ガス供給等の規制を強化し、電力の十分な供給を促進する。重点分野の改革を深化させ、市場の活力と発展の内在する原動力をより大きく喚起させ、市場化メカニズムを運用して企業のイノベーション投入を奨励しなければならない。複数の所有制経済の共同発展を促進し、民間経済の発展環境を最適化し、法律に基づいて各種市場主体の財産権と合法的権益を保護し、政策は平等に扱わなければならない。ハイレベルの開放を拡大し、複数の措置を講じ、対外貿易を安定させ、産業チェーンとサプライチェーンの安定性を保障し、外国投資の誘致を強化する。
会議では、各級の党委員会と政府、各級の主要幹部は党中央委員会と高度な一貫性を意識的に維持し、政治的判断力、政治的理解力、政治的執行力を高めなければならない。歴史的知識を学び、文化的基盤を豊かにし、生態学的概念を強化し、行動を実行し、党の路線と政策を実施するための実際的な行動に体現し、高品質の発展を推進するための実際的な行動に体現させ、党の悩みを分かち合い、国の責任を果たし、国民に奉仕する実際的の行動で体現する。
会議では、経済活動を指導するには客観的現実と大衆の需要を尊重し、システム的な思考、科学的な計画が必要だと指摘した。主要幹部は経済活動を指導する専門能力を高め、経済社会の発展はシステムプロジェクトであり、政治と経済、現実と歴史、物質と文化、発展と人民生活、資源と生態、国内と国際等の多方面の要素を総合的に考慮しなければならない。主要幹部は経済学知識、科学技術知識、特に人民を中心とした発展思想の学習を強化し、正しい業績観を堅持し、歴史、文化、生態を尊重し、慎重に決定を下し、慎重に権力を行使しなければならない。調査研究を強化し、「三つの厳格と三つの現実」を堅持し、単純化、混乱作為を断固として防止し、不担当、不作為に断固反対しなければならない。
会議では「外部輸入防止、内部反発防止」を堅持し、新型コロナウイルスの疫病の予防・制御を科学的かつ正確に行わなければならないと強調した。石炭供給・電力供給・給油・ガス供給の保障供給を統括的に調整しなければならない。穀物・油・肉・卵・乳・果物・野菜等の安定した価格を維持する。出稼ぎ労働者の賃金支給を保障し、安全生産と公共安全を強化する。冬季オリンピック、冬季パラリンピック大会のサービス保障に全力を尽くし、簡明で、安全、すばらしいオリンピックが盛会となることを確保しなければならない。
会議では、習近平同志を核心とする党中央委員会を中心に緊密に全党同志が団結し、「四つの意識」を強化し、「四つの自信」を強化し、「二つの保障措置」を達成する。党の歴史を活かして教育成果の学び、党中央委員会の意思決定と展開を実施するための実践的な行動を取り、党の第20回大会の勝利を迎える。
中国共産党中央政治局委員、中央委員会書記処書記、全国人民代表大会常務委員会の関連主要同志、国務委員、最高人民法院院長、最高人民検察院検察長、全国人民政治協商会議の関連主要同志及び中央軍事委員会の委員等が会議に出席した。
各県、自治区、直轄市と計画単列市、新疆生産建設兵団の政党と政府の主要同志、中央と国家機関の関連部門、関連人民団体、中央管理の一部の金融機関と企業、中央軍事委員会機関の各部門は主要同志等が会議に出席した。
（中国語原文）
http://www.gov.cn/xinwen/2021-12/10/content_5659796.htm