221227_中国人と外国人の往来に関する臨時措置通知(日本語試訳)

この日本語試訳は中国語文献理解の補助とするために無償で公開しているものです。厳密な解釈・理解は、必ず中国語原文を確認願います。

中国人と外国人の往来に関する臨時措置通知

新型コロナウイルス感染症の共同予防と制御機構 (指令グループ、指導部)に対応する各省、自治区、直接市及び新疆生産建設兵団、新型コロナウイルス感染症共同予防と制御機構及び各構成メンバー各位

党中央委員会と国務院の決定と配置の徹底のために、我々は今、2023年1月8日から実施される新型コロナウイルス感染症乙類乙管制御後の中国人と外国人の往来に関する暫定措置を制定する。 関連事項を以下のとおり通知する。

一、遠隔検査
中国に入国する者は、渡航の48時間前にPCR検査を行い、陰性であれば、海外の大使館・領事館で健康コードを申請することなく、税関の健康申告カードに結果を記入し、中国に入国することができる。 結果が陽性の場合、関連人員は、陰性になった後に再度中国を訪問する必要がある。

二、入国検疫
入国者全員に対するPCR検査は廃止され、健康状態の申告が正常で、税関検問所での定期検疫に異常のない者は、社会に出ることができる。
健康状態の申告に異常がある者、発熱などの症状がある者は、税関で抗原検査を行う。結果が陽性であれば、重篤な基礎疾患を持たない無症状の感染者或いは軽症者は、自宅や居住地での隔離や自己管理が可能だが、その他の状況では、早急に医療機関での治療が推奨される。結果が陰性であった場合、税関は「国境衛生検疫法」等の法令に基づき、定期的に検疫を実施する。

三、国際旅客便
国際旅客便の便数規制である「ファイブワン」「一国一策」及び旅客座席数制限等を撤廃し、段階的に増便し、路線配分の最適化を図る。空港でのインバウンドの取り扱いプロセスを簡素化し、空港の運用効率を高め、主要都市の受け入れ能力構築を強化する。今後も各航空会社では、機内での疾病予防に最善を尽くし、乗客にはマスクの着用を義務付ける。

四、中国への査証
業務と産業の再開、ビジネス、留学、家族の訪問と再会等のために中国に来る外国人のための手配をさらに最適化し、適切な査証の利便性を提供する。

五、検問所の運用
あらゆる種類の検問所の貨物ができるだけ早く疫病前の水準に戻るように、支援管理措置を最適化する。陸上検問所の「客停貨通」政策を調整し、総合的な評価に基づいて陸上検問所の旅客輸送(辺境住民の往来を含む)を段階的に再開する。水路検問所の旅客輸送を段階的に再開する。国際大型定期客船については、まず試行を展開し、その後徐々に自由化する。中国国内での中国人・外国人乗務員のシフト変更の利便性を向上させる。

六、インバウンドとアウトバウンドの観光
国際的な疫病の状況や各サービスの能力に応じて、試行先行の原則に基づき、中国公民は秩序ある方法でアウトバウンド観光を再開する。

国務院新型コロナウイルス感染症対応
共同予防管理機構外事組
2022年12月27日

(中国語原文)
https://www.fmprc.gov.cn/web/wjbxw_new/202212/t20221227_10995607.shtml